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耳鳴りと難聴

更新日:2024.04.17

《補聴器を検討している20代へ》難聴の原因や補聴器の選び方を徹底解説!

《補聴器を検討している20代へ》難聴の原因や補聴器の選び方を徹底解説!

最近の補聴器は、おしゃれで使いやすく、さまざまな機能を持った製品も販売されています。
20代の方など、若い方でも抵抗感が少なくなるような補聴器だと気分も違ってきますよね。
ここでは、若い世代の方の難聴の原因や補聴器の選び方についてご紹介します。

《まずは確認》あなたの耳年齢は何歳?

聞こえに不安がない人でも、世の中に存在するすべての音が聞こえるわけではありません。
一般的に、人は20Hz〜20,000Hzの音の高さまで聞き取れるとされていますが、年齢を重ねるごとに段々と高い音から聞こえにくくなってきます。

そのため、シニア世代になると、低い声の人の言っていることは理解しやすい反面、高い声の人が何を言っているのか分からないという状態も起こりやすくなります。

聴力の簡易的なチェックツール等で自分の耳年齢がどのあたりに該当するのか確認してみると、聴力のレベルが年相応なのか把握しやすいでしょう。

参照:4-2-3 聴覚|JEMIMA 一般社団法人 日本電気計測器工業会
https://www.jemima.or.jp/tech/4-02-03.html

20代がなりやすい難聴について

「難聴」と聞くと、ご高齢の方の問題として捉えてしまいそうになりますが、実際は若い人でも難聴になる可能性は十分にあります。
若い人にありがちな難聴の原因や症状・対処方法について見てみましょう。

20代がなりやすい難聴の原因

20代がなりやすい難聴は、ご高齢の方の難聴とは違う症状、原因が考えられることも多いです。

片耳のみ、何の前触れもなく耳の詰まりや違和感、めまいなどが起こる症状があれば、低音障害型感音難聴かもしれません。
その名のとおり、低音が聞き取りにくくなります。

低音障害型感音難聴は、これ1つで独立した病気ではありません。
突発性難聴か、メニエール病によって、低音を感じる神経が障害されて低音が聞こえにくくなった場合に、低音障害型感音難聴と言い表します。

突発性難聴かメニエール病かは、必要とする治療の回数で言い分けられています。
1度きりの治療で治れば突発性難聴、再発した場合はメニエール病となります。

いずれにしても、その原因ははっきりとは分かっていません。
寝不足や、ストレスの多い生活を自覚している患者さんが多いことから、ストレスが何らかの引き金となって発症していると考えられています。

参照:なんだか耳が詰まってる!?20代に多い低音障害型感音難聴とは|中央区 日本橋 神田 耳鼻咽喉科 日本橋大河原クリニック
https://www.ohkawara-clinic.com/column/nancho_teion.html

関連記事:20代で耳が遠いと感じる原因は?低音障害型感音難聴の症状や対処方法も解説

難聴の症状と程度

ひとことで「聞こえにくい」といっても、その程度は人それぞれです。
どのくらい聞こえにくいかによって、生活での不便さも変わってくるでしょう。

難聴の程度は、大きく分けて4つの段階で言い表されます。

【軽度難聴】
ささやき声など、静かな会話で聞き間違えが生じることがあります。

【中等度難聴】
普通の会話で聞き間違えが生じることがあります。
そばでゆっくりと大きな声で話してもらえば、聞き取ることができます。

【高度難聴】
耳もとで、大きな声で話してもらうと聞き取ることが可能です。

【重度難聴】
叫び声など、かなりの音量の声ならどうにか感じられる程度です。

参照:難聴(聴覚障害)の程度分類について|一般社団法人日本聴覚医学会https://audiology-japan.jp/wp/wp-content/uploads/2014/12/a1360e77a580a13ce7e259a406858656.pdf

関連記事:難聴はどんな人がなるの?症状や予防策は?
関連記事:難聴レベルは主に4つ、聴覚障害になった場合はどうすれば良い?

難聴の治療・対処方法はある?

20代の難聴の治療には、飲み薬が用いられることが多いです。
入院を要することはまれで、そのほとんどは通院治療となります。

しかし、先ほどもご紹介したように、突発性難聴やメニエール病によって起こる低音障害型感音難聴の原因は明らかになっていません。
障害が起きているとされる内耳に働きかけるような薬で対処していくこととなります。

また、この病気の引き金と考えられるストレスを溜めないような生活を心がけることも大切です。
すべてのストレスを取り除くことは誰にとっても難しいことではありますが、できる限り規則的な生活を送ることやストレスになりそうなことを避けつつ、耳に異常を感じたら早めに治療をすることが大切です。

参照:なんだか耳が詰まってる!?20代に多い低音障害型感音難聴とは|中央区 日本橋 神田 耳鼻咽喉科 日本橋大河原クリニック
https://www.ohkawara-clinic.com/column/nancho_teion.html

関連記事:耳鳴りや難聴に効果的な食べ物・飲み物とは?

20代の難聴を放置するとどうなる?

20代など若い世代の方が突然難聴を発症した場合、何よりも早期治療が重要です。
突発性難聴の場合、発症から1週間以内に治療を始めれば、その多くの方が1週間以内に治るからです。

しかし、2週間以上の期間が空くと、治りにくくなり、その後も症状に悩まされる可能性が高まります。
早く受診して治療をすれば治るはずのものが、治らなくなるというケースも非常に多いため、できるだけ早期発見・早期治療を目指しましょう。

参照:なんだか耳が詰まってる!?20代に多い低音障害型感音難聴とは|中央区 日本橋 神田 耳鼻咽喉科 日本橋大河原クリニック
https://www.ohkawara-clinic.com/column/nancho_teion.html

20代の補聴器の選び方のポイント

20代など若い世代の方が補聴器を選ぶ場合のポイントを確認しておきましょう。

関連記事:補聴器の選び方をポイントや種類、聞こえ方などから解説!

1:用途

補聴器が必要な場面を想像して、それに合うものを見つけると便利です。
例えば、屋外での使用も多い場合は、汗や雨などで濡れてしまう可能性が高く、水に強いかどうかが重要なポイントとなるでしょう。

スポーツや夏の暑い日・雨の日の外出をする機会がほとんどなく、家でテレビを見る時などに補聴器を使いたい場合は、テレビの音がダイレクトに届くような機能を持つ補聴器が便利です。

このように、普段の生活を考慮して、どのような場面で補聴器を役立てたいのか整理してみると、自分に合った補聴器を見つけやすくなります。

2:形状・デザイン

補聴器の形は製品によりさまざまです。
あまり目立たせたくない場合は耳の穴にすっぽりとおさまる形、おしゃれな補聴器を見つけたい場合はカラーバリエーションが豊富な補聴器といったように、見た目にもこだわりたい方は多いでしょう。

また、補聴器はできるだけストレスなく身に付けられるかどうかも重要です。耳の穴や耳の裏を圧迫しないかどうか、1日中装着しても痛みが少ないかどうかによって、快適性が大きく変わります。
スポーツをする人は、落ちにくい形状かどうかも必ずチェックしましょう。

3:価格

補聴器の価格帯は製品により大きな差があります。
しかし、低価格なものでも数万円はかかり、安価とは言いにくいでしょう。

一般的に、高価な補聴器ほど音質が良く、周囲がざわざわしていても音が聞き取りやすいものが多いです。
一方、安価なものは両耳用でも購入しやすいというメリットがありますが、高価なものと比べると音質や聞き取りやすさは低下する可能性があります。

関連記事:補聴器の値段/価格相場・種類別の特徴を紹介

4:聞こえ方

難聴の程度によって、どのような場面でどのような音が聞こえにくいのかが変わります。
そのため、補聴器も自分の聴力レベルに応じたものを選ぶ必要があるでしょう。
聴力レベルによっては、自分が欲しいタイプの補聴器とマッチしない可能性があり、実際に使用してみて確認することが大切です。

「オリーブの集音器」で叶う会話コミュニケーション

オリーブユニオンでは、手に取りやすいスタイリッシュなデザインの集音器を扱っています。
最大の特徴は「聞こえのセルフ調整ができる」という点で、音を聞きたいシーンに合わせて、好きな時に、納得がいくまで、自分で調整を行うことが可能です。

聞こえのトラブルは自分よりも周囲の人が先に気づくケースが多く、発見や対策が遅れがちです。
オリーブの集音器は「会話モード」や「声をはっきりと」といった設定が搭載されているため、会話でのコミュニケーションを活発に、いきいきと活躍できる毎日をサポートします。

関連記事:【2023年10月】補聴器おすすめランキング10選!選び方も解説!

まとめ

難聴は、決してご高齢の方だけが発症するものではありません。
20代などの若い世代でも、突然聞こえに不安が生じることもあります。
ただ、歳を重ねることで起こりやすくなる難聴とは違い、早期発見・早期治療で治るケースも多いため、まずは早めに耳鼻科を受診して適切な対処をしていきましょう。
補聴器には、若い人でも装着しやすいようなデザインや、暮らしが不自由にならないような機能性を持ったものもあります。
「お年寄りが使うものだから」と思わず、必要に応じて使用も検討してみてはいかがでしょうか。

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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