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補聴器と集音器

更新日:2024.07.30

補聴器は何歳から?|「加齢性難聴」とは?自分に合った補聴器の選び方

補聴器は何歳から?|「加齢性難聴」とは?自分に合った補聴器の選び方

年齢とともに聞こえにくさが増し、「そろそろ補聴器が必要かもしれない」と感じたことはありませんか。
加齢性難聴は、多くの方に起こり得る難聴で、年齢を増すごとにそのリスクは高まります。
ここでは、加齢性難聴とはどのような難聴なのか、自分にあった補聴器の選び方とともにご紹介します。

加齢性難聴とは?

加齢性難聴の主な原因は、その名前のとおり加齢です。
人は、一般的に年齢を重ねるごとに聴力が少しずつ低下しはじめ、高齢になればなるほどコミュニケーションに支障をきたす可能性は増します。

聴力の低下は、30代や40代から低下し始めるとされていますが、それが実際に聞こえにくさとして実感するのはもっと先のことです。
60歳を超えて聞こえにくさを感じるようになる人もいれば、75歳を過ぎてもあまり自覚がない人もいます。

ただ、75歳以上の方の約半数は加齢性難聴であるとも言われており、決して他人事ではありません。
ご自身や、家族の耳の聞こえが悪くなり、日常生活に支障をきたす可能性は十分にあります。

参照:高音が聞こえない?「加齢性難聴」補聴器の選び方と調整のしかた | NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_789.html

加齢性難聴の原因と症状

加齢性難聴の原因は、先ほども触れたように、「加齢」です。
加齢に伴い、内耳にある有毛細胞が少なくなったり、損傷を受けたりして、聞こえが低下します。
ただ、高齢になると、脳の認知機能の低下などの要因も影響するなど、聞こえにくさの状態の背景には他の課題も関係している可能性があります。

加齢性難聴の場合、低い音よりも高い音の方が先に聞こえにくくなるという特徴があります。
どちらか一方だけ、というわけではなく、両耳が同じ程度で聞こえにくくなるのも特徴です。

参照:難聴(突発性・加齢性)|海老名こじろう耳鼻咽喉科|海老名駅近くの耳鼻科
https://ebina-kojiro.com/course/c5/

難聴の程度分類について

難聴といっても、その程度によって、どのくらいの音が聞こえるのかは変わります。

難聴の程度聴力レベルの目安聞こえの状態の目安
軽度25dB〜40dB未満騒がしい場所では聞き間違いや聞き取りにくさを感じやすい
中等度40dB〜70dB未満普通の声の会話でも聞き間違いや聞き取りにくさがある
高度70dB〜90dB未満非常に大きな声での会話や補聴器がないと聞こえない
重度90dB以上補聴器を使っても聞き取れないことが多い
参照:難聴について | より良い聞こえを得るために | 医療・健康ガイド | 日本光電
https://www.nihonkohden.co.jp/know/audio/hearing.html

そもそも補聴器は何歳から必要なのか?

加齢性難聴による聞こえにくさを実感する年齢は人それぞれ個人差があります。
補聴器は、聞こえをサポートするためのアイテムですが、若い人でも何らかの原因によって聞こえにくさが生じている場合、補聴器を必要とする方もいるでしょう。
60歳以上になると、加齢性難聴によって日常生活に支障をきたす方の割合も増えてきます。
中等度以上の難聴があれば、補聴器が役に立ちやすい状態と考えられますが、人によってはもっと早い段階から使われる方もいます。

難聴が多くなる年齢について

軽度難聴以上の症状がある方の割合は、65歳を超えると急増するとされています。
高齢になればなるほど、その割合は増していき、80歳を超える頃には男性の約8割、女性の約7割は軽度難聴以上の状態にあると言われています。

軽度難聴以上の割合65歳〜70歳〜75歳〜80歳〜
男性44%51%71%84%
女性28%42%67%73%
参照:補聴器は何歳から必要? | 国立長寿医療研究センター
https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/38.html

自分に合った補聴器の選び方とは

補聴器を上手に活用することで、人との会話がスムーズになったり、聞こえにくさによる不安やストレスが軽減したりして、快適な生活につながる方はたくさんいらっしゃいます。

どんな補聴器が自分に合うのかは、聞こえの状態にもよりますが、利用シーンや形などによっても違ってきます。
できるだけ補聴器を十分に活用できるように、購入前にはよく確かめましょう。

【2023年10月】補聴器おすすめランキング10選!選び方も解説!

補聴器のタイプについて

補聴器には、「耳かけ式」「耳穴型」「ポケット型」の3つのタイプがあります。
これは形状による分類のため、機能面での違いについては製品ごとに特徴の違いをよく確認する必要があります。

「耳かけ式」は、軽度から重度の方まで、幅広い難聴の方に対応しやすい形です。
その名のとおり耳にかけるタイプで、持ち運びしやすいこともあり多くの方に選ばれています。
ただ、メガネやマスクをかけているとやや使いにくさを感じる場面もあるかもしれません。

「耳穴型」は、耳の穴にすっぽり入り、補聴器の存在が分かりにくい点がメリットです。
補聴器の存在をあまり知られたくない人にも選びやすいでしょう。
しかし、価格は高めになる傾向があり、とても小さいため紛失のリスクが高まる点に注意が必要です。

「ポケット型」は、手先の細かな作業が苦手な方にも使いやすい大きさで、本体はポケットにいれて本体からのびたイヤホンを耳に入れて使います。
イヤホンにつながるコードが邪魔になり、鬱陶しく感じる方もいるため、日常生活に支障がないか試してから検討されることをおすすめします。

補聴器とは?【基礎をやさしく解説】選び方や価格相場などをご紹介

聞こえづらさの進行を感じたら「オリーブの集音器」

オリーブユニオンでは、手に取りやすいスタイリッシュなデザインの集音器を扱っています。
最大の特徴は「聞こえのセルフ調整ができる」という点で、音を聞きたいシーンに合わせて、好きな時に、納得がいくまで、自分で調整を行うことが可能です。
放っておくと進行しやすい聞こえのトラブルにこそ、聞こえの状態に合わせて最適な調整ができるオリーブの集音器がおすすめです。
シリーズ最大の最大音響利得62dBとパワー面でも聞こえをサポートします。

まとめ

高齢になると、難聴のリスクは徐々に高まっていきます。
今のところ、加齢性難聴が治る治療法はないため、補聴器などによって聞こえをサポートすることでその煩わしさを改善するのが一般的な解決方法になっています。
聞こえが良くなると、自然と人との会話が楽しくなり、外出もしやすくなります。
できるだけ毎日を元気に、活発に過ごすためにも、ぜひ補聴器や集音器の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

ミミマガジン編集長

大竹 舞

Mai Otake

新潟県出身。保険診療・自由診療の医療機関で接遇・販売を経験したのち、マーケティング部門でオウンドメディアの運用を担当。その際に突発性難聴を発症(現在は完治)。オリーブユニオンに入社後はマーケティング部に所属。自身の難聴経験を活かし、幅広い世代が抱える耳鳴りや難聴の悩みに対して、“わかりやすく、かつ身近な問題として感じてもらえる”をテーマに、ミミマガジンの運用・コラムの執筆にあたる。

大竹 舞

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