補聴器と集音器
更新日:2023.12.27
評判のいい補聴器は?注目の補聴器と評価の高いメーカーを紹介
補聴器の価格はそう安価なものではなく、生活のしやすさにもつながる製品だけに、「できるだけ自分に合うものを選びたい」と考えるのは当然のことです。
しかし、何を基準に選べば良いのか分かりにくく、困っていませんか?
ここでは、評判の良い補聴器について、選ぶ際に参考になる情報をまとめてご紹介します。
目次
自分に合う補聴器の選び方のポイント
補聴器は、その使い心地や満足度をコメントする人の数も少なく、なかなか購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
そこで、まずは補聴器を選ぶ際のポイントをご紹介します。
自分の聴力に合っている
補聴器は、聞こえにくさの程度に合うように、いくつかの種類があります。
同じメーカーの製品でも、難聴が軽度な方向きのものと、重度な方向きのものとでは、種類が違う可能性があります。
自分の聞こえの程度に合うものを選ぶことが肝心です。
使いやすい
補聴器は、長時間使用することも多いです。
形状や、装着が自分にとって使いやすいかどうか、しっかりと確認しましょう。
心配な方は、購入前に十分につけ心地を確認しておくことをおすすめします。
求める機能が備わっている
仕事でたくさんの人と会ったり、たくさんの人が参加する会議に出席する機会の多かったりする人と、基本的に家でゆっくりテレビを見ながら過ごす人とでは、補聴器に求める機能が違ってきます。
補聴器を購入する際の注意点
補聴器選びに失敗しないために、以下のポイントも踏まえて検討されることをおすすめします。
補聴器と集音器の違いを理解する
聞こえをサポートする製品には、補聴器と集音器があります。
補聴器は医療機器に分類されますが、集音器は音響機器という違いがあります。
通販等で気軽に購入できるものの中には集音器も含まれます。
「補聴器だと思って購入したら集音器だった」ということがないように気をつけましょう。
また、補聴器は一般的には専門家に調整してもらうものですが、通販で購入した場合は自分での調整が難しかったり、専門家のアドバイスを受けられなかったりすることが多いためこちらも注意が必要です。
一方、集音器は補聴器と比べると安価なものが多く、「補聴器に抵抗があるから、まずは集音器を試してみたいな」という方などに、手に取りやすい製品です。
また、自分で調整しやすい設計になっているものが多いです。
補聴器が良いか、集音器が良いかは、聞こえの程度や機器を使うシチュエーションによっても変わってきます。それぞれの違いをよく理解して購入しましょう。
耳鼻科で診察を受けると安心
補聴器を購入する際には、先に耳鼻科にかかって難聴の原因を明らかにし、補聴器が必要か、効果があるか診断してもらいましょう。
もしかすると、難聴の原因によっては治療によって改善するかもしれません。
また、自治体の助成金や国の制度を活用して補聴器を購入する場合は、耳鼻科での診察が必要となります。
信頼のおける補聴器販売店を選ぶ
補聴器は、一度作ったら作ったきりになるものではありません。
使っているうちに、改めて調整が必要になることもあるでしょう。
また、自分に合う補聴器が作れるかどうかという、根本的な問題にも関わってきます。
できれば、補聴器専門店での購入がおすすめです。
参照:補聴器を購入する前に|補聴器販売者の技能向上研修等事業 厚生労働省 委託事業https://www.jhida.org/kounyu/
評判のいい補聴器3選
多くの方から選ばれ定評のある補聴器なら、安心感も増すでしょう。
多くの方が使いやすい・満足だと感じている補聴器の特徴を3つご紹介します。
充電式の補聴器
ひと昔前の補聴器は、電池式のものが主流でした。
とても小さな電池で、交換には繊細な作業を要し、1週間ももたずに電池切れを起こすことも少なくありません。
最近は、充電式の補聴器が増えてきたこともあり、指先の細かな作業が難しい高齢者の方にも扱いやすくなっています。
耳あな型補聴器
耳のあなの中にすっぽり収まる「耳あな型補聴器」は、どの方面から見ても補聴器をしていることに気づかれにくく、マスクや眼鏡の邪魔にもならないというメリットがあります。
スマホと連動できるタイプ
スマートフォンと連動して使える補聴器は、音量の調節が簡単に出来るなどのメリットがあります。
例えば、人がたくさんいて騒がしい場所に入った時だけ音量を上げるなどの調節が容易になり、リモコンのように操作できます。
評判のいい補聴器メーカー6選
補聴器のメーカーから自分に合う補聴器を探したいと考える方もいるでしょう。
補聴器メーカーはたくさんありますが、今回は特に良い評判を集めているメーカーを6つご紹介します。
フォナック
世界シェアNo.1と言われる、有名メーカーです。製品数が豊富で、難聴の程度に合った機種が見つけやすいのも特徴。聞き取りやすいと評判ですが、さらに聞こえを助けるオプション機器も充実しています。
聞こえのトータルソリューション | フォナックhttps://www.phonak.com/jp/ja.html
シグニア
雑音の多い場所でも聞き取りやすい、雑音抑制機能が高評価を集めています。
雑音の不快感を軽減するだけでなく、雑音のある場所で顔を向けた方向の言葉をクリアに聞こえさせてくれる「指向性機能」にも注目が集まっています。
Be Brilliant. シグニア補聴器【公式】
https://www.signia.net/ja-jp/
スターキー
耳あな型補聴器の愛用者には、特に支持されているメーカーです。
非常に小型で目立ちにくく、耳あな型補聴器で悩みがちなハウリング(音の響き合い)が少ないことで知られています。
AI補聴器で健康増進!|スターキージャパン|補聴器製造メーカー
https://www.starkeyjp.com/
オーティコン
「脳で聴く」をコンセプトに掲げ、脳についての独自の研究のもと補聴器を開発している点が特徴です。
音に立体感や方向感が感じられ、横や後ろから声をかけられても聞き取りやすいなどの感想も多いです。
個人のお客様|オーティコン補聴器
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users
リサウンド
業界初の技術を多く取り入れることで有名なメーカーです。
耳の穴の形状をレーザーを用いて3D撮影する装置も、リサウンドが初めて導入しました。
他のメーカーの補聴器ではなかなか適合しなくても、リサウンドの補聴器ならうまく適合するというケースもあるようです。
スマート補聴器とワイヤレスアクセサリー|リサウンド
https://www.resound.com/ja-jp/
ワイデックス
シグニアと同じ会社が展開しているブランドです。
しかし、シグニアとは特徴が異なり、特に小さい音の聞き取りがしやすいことに定評があります。
音質がよく、補聴器を長く愛用している方の支持も多いです。
デンマークの補聴器専門メーカー ワイデックス | Widex
https://www.widex.com/ja-jp/
補聴器購入で補助金がもらえるの?
補聴器の購入は、基本的には全額自己負担となりますが、難聴の程度によっては補助金の対象になることがあります。
以下の3つのいずれかの対象者として該当する場合は、補助金が受けられるかもしれません。
「障害者総合支援法」による補装具費の支給
規定で定められている値以下の聴力の場合、身体障害者の認定を受けることができます。
そして、高度難聴にあたる場合は、補聴器の購入時の補助が認められる可能性があります。
医療費控除の申請
確定申告時の医療費控除に、補聴器の購入費用が認められています。
地方自治体の給付金
自治体によっては、補聴器の購入者に給付がある可能性があります。
補聴器に関する助成については、以下の記事で詳しく説明しています。
関連記事:補聴器の補助金制度3つについて詳細に解説
集音器ならオリーブユニオン
オリーブユニオンは、多くの方に選ばれる、補聴器の使用をためらう人も使いやすい集音器のメーカーです。
イヤホンをつけている感覚で、音をしっかり拾って自然な聞こえを実現します。
見た目は一般的な補聴器とは違い、格好いいスッキリとしたデザイン。
人間工学に基づいて、つけ心地の良さにもこだわっています。
スマートフォンのアプリと連携すれば、自分の好みに合わせて音量を調節することも簡単です。長期的にお使いいただけるように、保証オプションも充実しています。
集音器 オリーブスマートイヤープラス(Olive Smart Ear Plus) | オリーブユニオン公式サイト
まとめ
補聴器の価格は高額になるものも多いです。
購入したあとで後悔しないためにも、信頼できるメーカー・製品を選ぶことが大事です。
購入時には、実際に使っている人の意見も重要な判断材料になります。
ぜひ、ご自身の聞こえの状態に合う補聴器を見つけて、より快適な毎日を送ってくださいね。