①聞こえが物足りないと感じたら
「聞き取りたい音(声)が小さい、物足りない」と感じる場合は以下手順を一度お試しください。
集音器や補聴器はその性質上、なにも装着していないときの聞こえ方とは異なる全く新しい聞こえ方になる為、特に使い始めの段階では、脳が慣れず今まで気にしていなかった環境音が気になるようになり、本来聞き取りたい声に意識が向きにくく、聞こえづらさを感じることがあります。
そして聞こえづらさを感じた場合、周りの音を抑えようとする設定に注力してしまい、本来利用者にとって必要な出力まで抑えてしまうケースがございます。今まで気にならなかった音が雑音として聞こえる場合、もちろん設定である程度抑えることは可能ですが、まずは大きく集音されるように設定し、大きく集音された様々な音の中から認識した音を聞き分けられるように、慣れていただく必要がございます。
②聞こえの自動調整テストを初期化する
聞こえの自動調整テストを実施すると、本来であれば利用者にとって安定的に聞こえるよう調整されますが、利用者のお耳の状態によっては、かえって音が小さく聞こえ、物足りないと感じる場合があります。
耳から聞こえてくる音は脳で認識しており、「聞こえにくい」と「聞こえやすい」の感覚は人それぞれ異なります。そのため安定的に聞こえるよう自動調整されても、感覚として物足りないと感じる場合があります。
その場合は、テスト実施前の状態に初期化することで、音が最大化され解消します。
①設定画面から「聞こえテストの履歴」をタップ
②「初期化」をタップ
※機種によっては「リセット」と表示されます。
③「はい」をタップ
※機種によっては「OK」と表示されます。
④100%になります
下記画像の様になり初期化完了です
初期化が完了しましたら、まずはこの状態で大きく聞こえるようになったかご確認ください。
③それでも物足りないと感じた場合
聞こえが物足りないと感じる場合、まずは音を大きく集音できるよう設定することが肝要です。そのため、聞こえを大きくする際に「雑音がうるさい」と感じても、一旦気にせず大きくしてください。
※静かな場所で設定してください。
①コントロール画面より、「雑音抑制」ボタンをタップする
②「ハウリング音抑制」をONにし、「雑音抑制機能」を下記画面の様に下へスライドしOFFにする。
設定したら×ボタンをタップしコントロール画面に戻る
③リスニングモードを「会話」モードにする。
+ボタンをタップしボリュームを最大の10にする。
10がうるさいと感じた場合は9、8・・のように一つずつ下げてください。
ただなるべく下げ過ぎず、静かなお部屋でも周りの空気が聞こえる程度はキープしてください。
設定後イコライザーをタップする。
④下記画面部分をタップする
⑤「声をはっきりと」をタップし、下部にある「確認」をタップする。
設定完了後画面左上の矢印ボタンをタップする。
⑥画面右上の×ボタンをタップする。
⑦ボリュームを微調整してください。