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更新日:2024.10.04

【耳脳トレーニング開発秘話】日本事業責任者兼マーケティング販売戦略部門 責任者CMO 下吹越勇太

【耳脳トレーニング開発秘話】日本事業責任者兼マーケティング販売戦略部門 責任者CMO 下吹越勇太

Olive製品に無料で内蔵されている「耳脳トレーニング」。
耳脳トレーニングが世に出るまでには、多くの試行錯誤と努力が隠されています。
この記事では、耳脳トレーニングの開発者たちが直面した挑戦や障害、そしてそれを乗り越えるための物語をお届けします。
この秘話を通じて、普段見えない裏側に光を当て、努力や創意工夫の重要性を感じ取っていただければ幸いです。

プロフィール

日本事業責任者兼マーケティング販売戦略部門 責任者CMO下吹越勇太
株式会社電通でSPAの顧客を担当。
その後、全国100院を展開するクリニックのメディカルサポート法人にて新規事業の立ち上げ、マーケティング部門の責任者を務める。2022年10月に入社。
マーケティング部門を担当し、24年より日本事業部門を統括。

普段の業務について

どのような業務をされていますか?

私はOlive Unionで会社の戦略立案や製品の販売戦略を担っています。
Oliveは日本を本拠に、アメリカ、韓国、そして他のアジア地域にもビジネスを展開しているため、それぞれの国で必要な対応を整理し、お客様の声を取り入れながら、さまざまな意思決定を行っています。

耳脳トレーニングの背景

耳脳トレーニングの開発を決めた背景は?

日本は、先進国の中でも補聴器や集音器などの着用率が非常に低い国です。
その理由として、「着けても聞こえが完全に回復しない」「価格が高い」「デザインが好みではない」「設定や調整が面倒」といった意見が多く、サポート製品を避けたい方が多いことに気付きました。
一方で、「対策を取らないと難聴が進行する」「聞こえにくい状態を放置すると脳への影響が出る」といった十分な知識を持つ方もおり、サポート製品に頼らずに対応できる製品やサービスが必要ではないかと考えました。

耳脳トレーニングのアイデアはどこから?

東北大学加齢医学研究所の新技術発表をネットで目にしました。
私は元々、医療サービス業界で働いていたため、論文やコラムを読むことが習慣になっています。
そこで川島教授と野内教授が発表された技術を知り、それを基にサービス開発ができるのではないかと考えました。

耳脳トレーニング開発のプロセス

どのようなプロセスで進みましたか?

まず東北大学にコンタクトを取り、川島教授に直接お会いしました。
そこで私たちのビジョンをお伝えし、教授のチームと共同で開発を進めました。
サービスの完成まで約1年かかり、川島教授と野内教授の監修を受けながら進行しました。

川島教授との初対面の感想は?

初対面は非常に緊張しました。
川島教授は私がゲームでプレイしていた「脳トレ」の開発者でもあり、「その人だ!」という感じでした(笑)。また、想像以上に背が高くびっくりしました(笑)。

川島教授の反応は?

非常に喜んでいただきました。
教授のチームが発表された技術が企業と協力して世に出ることは喜ばしいことだとおっしゃっていました。
また、「メーカーとして本質的な問題に向き合うのは素晴らしいことだ」との言葉もいただきましたが、「これによって聴力が回復して製品が不要になったらどうする?」という質問には当時、答えに困りました(笑)。

開発の課題と反応

開発中に大変だったことは?

特に大変だったのは、川島教授と野内教授の厳格な監修をクリアすることでした。
お二人は利用者の視点に立ち、効果のあるものを目指しており、新技術の再現性や品質管理において非常に高い基準を持っていました。
そのため、期待に応えるのは大変でしたが、最終的に高品質なサービスが完成しました。

完成時の感想は?

まずは「ようやくできた」という安堵感がありました。
しかしその直後に、「これをどう広めるか」をすぐに考え始めました。
どれだけ良いサービスができても、それを多くの方に知っていただき、実際に使ってもらわなければ意味がないからです。

完成後の反応は?

非常に手応えを感じています。
お客様からのアンケートでは、耳脳トレーニングを試された方々が「満足以上」の評価をしており、それが購入の決め手になったという声も多くあります。
また、プレゼントとしても非常に好評で、「親がサポート製品を嫌がるけれど、このアプローチなら自然にプレゼントしやすい」というご意見をいただきました。

今後に期待すること

どのような人に耳脳トレーニングを広めたいですか?

聞こえに悩まれているすべての方に届けたいです。
Oliveの製品は一般的なサポート製品に比べて手頃な価格で提供しており、現在は月額4000円ほどで試せるプランもあります。
また、加齢による聴力や脳機能の低下を防ぐため、早期対策として耳脳トレーニングを始めることは非常に重要です。
ご両親や配偶者のためにプレゼントするきっかけとしても、最適だと考えています。

最後に一言

前澤友作さんからの資金サポートを受けた際、「シニア界のAirPodsを目指してほしい」との言葉をいただきました。
耳脳トレーニングはその第一歩ですが、今後もサービスの進化と他の製品の充実を目指していきます。
ぜひ一度、Oliveの製品を手に取っていただけたらと思います。

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